2021年8月9日霧雨の栗駒山
義母の見舞いと留守宅の掃除のため7日より栗原市に滞在。合間に栗駒山を登る。
朝から雨が断続的に降っているが予報だと午前中は雨も止むとのこと。予報通りになることを期待して車でイワカガミ平まで走らせる。登るかどうかは現地に着いたときに判断しよう。
駐車場に着いたときは雨も霧雨状態になっていた。これならば行けるだろう。支度は傘とペットボトルのみ。さあ出発だ。傘をかざして石畳の登山道をテンポよく歩く。
傘を差しながら |
登山道は低木に囲まれているので展望もない。なだらかな登りをひたすら登る。もう何回も登った慣れた道だ。やがて森林限界に達した辺りから登山道は石畳がなくなり草原のなかに一筋の地表がつづく。草原の向こうにみえるはずの山頂も霧に姿を隠している。ここまでくれば山頂までもう一息だ。足元には沢山の花が咲き乱れている。
登山道に咲く花々 |
歩を進めると、なんと大きな熊の足跡がくっきりと地表に見事に描かれている。辺りを見回したが熊の姿は見えない。靄に包まれた草原が無言に広がっているだけ。静寂を壊すように笛を鳴らす。熊への挨拶だ。
足跡 |
熊の姿は見えない |
一筋の茶色の地肌はやがて溶岩帯の筋となる。ここまでくると山頂はもうすぐだ。勾配もきつくなり、やがて木段となりいっきに山頂を詰める。無人の山頂には小さな祠と山頂
標識が霧にのなかに屹立していた。
霧の中に静かに佇む祠 |
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