「運転免許高齢者講習」を受講した。
まず冒頭に池袋の高齢者運転による痛ましい事故の話から始まる。いきなりガツーンと一発くらったような感じだ。暗示にかけられたように高齢者イコール危険運転者となってしまう。そして高齢者はいかに衰えているのかということを身体能力、認知能力から説明し、現に起きている交通死亡事故の半分は高齢者だと説明していく。いったいこの講習はなんだ。こんな講習を受けたらみんな自信をなくし、運転免許をもらうのに後ろめたい気持ちになってしまう。よく聞くと死亡事故の半分は高齢者だというがその死亡者とは運転者ばかりではなく歩行者も含まれているとのこと。歩行している高齢者は認知能力が落ちているのでとっさの回避行動が鈍っているとの説明だ。おいおいなんだよ、こんなことは被害者の高齢者に説明する前に加害者に説明しろよ。更に「アクセルとブレーキを踵をおいたまま踏み分けてるでしょう?」「だから踏み間違いが起きる」とのこと。たしかに踵をおいたままアクセルとブレーキを踏み分けている。でもこれって高齢者に限った話ではないよな。と思っていると「80%の運転者はそうしている」ときた。いったいこの高齢者講習はどんな意味があるのだろうか。このような上から目線で矛盾した物言いを聞くために5100円′も払う。最後にこれを持って運転免許更新手続きに行きなさいと「高齢者運転免許講習受講書」を渡された。
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