2022年2月19日北高尾周回

景信から丹沢大山方面

 午後から小雨予報。こんなとき山歩きをするには、雨が降り始めたらすぐに下山できる山に限る。高尾がうってつけだ。車で高尾山口に行ってみたがハイカーたちが沢山いる。人混みみたいな山はやだな~とそのまま日影まで移動。今日はここから北高尾を歩いてみよう。小下沢林道を遡り、途中から北高尾山稜へ上ることにする。そうすれば堂所を回って昼過ぎには景信まで行けるだろう。今日も地図を持たない歩きだ。

ここから狐塚へ上る

林道から北高尾尾根の狐塚に上る。北高尾尾根はほぼ3か月ぶりかな。静かだ。そのまま堂所へ向かう。徐々に高度を上げていくと道は残雪に覆われてきた。先々週の雪が固まっているのだ。つるつると滑るがアイゼンは付けないで歩く。ツボ足で歩いていると後ろから女性に追い越された。この女性とは結局最後まで前後して歩くことになった。聞くと八王子城跡から歩いてきたとのこと。この時間にここまで来てるとはなかなかな健脚だ。

北高尾の尾根は残雪がアイスバーンとなっている

12時に堂所到着。スマホソフトで遠くの山脈を見る。このソフトは山座同定に便利だ。大菩薩嶺とか、三頭山とか、解説してくれる。小休止のあと主脈にでて景信を目指す。メインルートも残雪に覆われている。例のツボ足で下っていると先ほどの女性に追い越された。「やあやあ、また景信でお会いするかもですね」と挨拶を交わす。メインルートはさすがに人が多い。しかしすれ違いの挨拶は無言だ。しばらく歩くと先ほどの女性が立っている。足を吊ったとのこと。寒い中北高尾を歩いてきたのだから吊るのもしょうがない。薬は持ってきているとのことなので「お先に」と挨拶して景信へ。景信では丹沢が一望できるいつものベンチでランチ。左から仏果山、大山、雲に隠れた丹沢山、大室山。墨絵のようなモノクロ模様。先週歩いた姫次を見て、「よくも登ったなあ」と自分を褒める。

茶屋前の賑わい

丹沢山と蛭ガ岳は雲に包まれている

食事を終えて荷を調えていると例の彼女が来た。「大丈夫でしたか」と会話するうちに景信からの東尾根を案内することになった。年寄りと元気な健脚女性とのコンビだ。道を知っている私がのろのろ歩きで先導。前後で会話しながら歩く。今シーズンから冬山を始めたこと、娘さんと山歩きをしていること、いつか飯豊山を歩きたいこと、会津若松から見た飯豊山が忘れられないと言っていた。私も会津若松で同じ思いをしたことを話す。「いいですよ飯豊山は是非行きなさい」。などと年寄りの説教みたいな話をしているうちに日影の梅林へ無事に下山。私はデポした車へ、彼女はバス停へ挨拶を交わして別れる。ちょうど小雨が降ってきた。


0 件のコメント:

コメントを投稿