朝の自宅からみた丹沢、大山が朝日に輝いている |
「県民の森」に車をデポして二股から小丸尾根を登る。見上げると山々は靄の中に消えている。このまま気温が上がらなければ新雪を踏みながら歩けるだろう。
この小丸尾根は私の好きな登りだ。階段が少ないし、短い距離でいっきに標高もかせげるし。当然ながら急登である。登るに従い雪を踏むようになり、およそ3時間で鍋割山山稜へ達する。予想通り稜線は一面の銀世界だ。木々の枝も新雪に飾られている。
尾根のとりつきあたりから雪模様 |
このあたりから雪上歩きとなる |
今日の目的は新調アイゼンの確認と雪上歩きの練習。さっそくアイゼンを取り出して装着。しかし家で練習したようにはなかなかうまくいかない。寒い中、雪上で装着しようとすると雪が邪魔したり手がかじかんだり、練習通りにはいかないものだ。家では一発で装着できたのに。しかし片方の足に装着できたらコツがつかめたのか残りの足は簡単に装着できた。さあ雪上歩きを楽しむぞ。
尾根の道標、今回は塔ノ岳には行かない |
苦労の末に取り付けたアイゼン |
新雪をさくさくと |
山稜は新雪に覆われサクサクと気持ちよく歩ける。積雪は30センチぐらいだろうか。トレースの跡を負えばアイゼンがなくても歩けそう。すれ違う登山者たちはみな軽アイゼンか簡易なすべり止めで歩いている。なんかジジイが大げさなアイゼンで歩いているので恥ずかしくなる。コロナウィルスのせいか、降雪のせいか、山稜はいつもより登山者が少なく、静かな銀世界を楽しめた。稜線を行ったり来たり、およそ一時間ほど歩いて、登ってきたルートを下ることにした。
このように雪山ではベンチの利用はできません |
12本爪みたいにグリップ力のあるアイゼンを付けるときは靴紐もしっかりと結びなおすこと。
アイゼン用のスパッツは必須。
雨具のパンツは寒冷時のオーバーパンツの代わりになる。
作業用手袋「テムレス」は頼りになる。暖かくて蒸れない。
アイゼンを持っていくときは30リットルザックでもきつい。できれば35リットル。
雪山の食料は行動食。すぐに食べられるものをすぐに取り出しできるようにする。
今回活躍したテムレス手袋 |
下山後に見上げた大倉尾根 |
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